矢沢光広


矢沢光広(鎌倉彫)


“日常で使ってもらいたい”

職人の世界に入って既に50年以上が経つ。
職人として長年ものづくりに向き合ってこられた、人間としての深さを感じられる方。

器に向かうときの真剣な眼差しを忘れてしまうほど、普段は温厚で柔和な表情。

骨格が美しく、自然そのものが表れている縄文土器が大好き。
木や漆の本来持っている性質、自然そのものを生かした器をつくることを探求している。

古いものが大好き。古くなった漆は本当に美しい。
そう話す矢沢さんの器を古くなるまで使い続けたい。

「漆器作家・矢沢光広」

1946年 神奈川県生まれ
1972年 漆器作りを開始
鎌倉彫の枠にとらわれない作風が特徴。
こだわりは日常で使ってもらえる器をつくること。
「漆器を育てる」という感性を大切にしている。


鎌思堂(神奈川 鎌倉)


鎌思堂(けんしどう)
住所:神奈川県鎌倉市常盤620
JR鎌倉駅西口を出て鎌倉市役所前からバスに乗車。
八雲神社前(約5分)で下車、徒歩1分。
駐車場:2台
営業時間:10時30分~17時30分(木・日休み)
電話:0467-32-1471

arvre商品 お取り扱い

・銀彩器シリーズ

訪問について

職人訪問:要予約
店舗訪問:予約不要

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インタビュー


職人歴と鎌倉彫に携わることになったきっかけを教えてください。

僕は鎌倉彫、ではないというか・・・(笑)
漆器作家といえばいいのかな。
父がやっていた工房で遊んでいたその延長にあるような感じだね。
二十歳からだから・・・51年になります。

作品に対するこだわりは?

『日常に使ってもらえる器』であり、木や漆の持ち味、本来持っている性質、自然そのものを生かした器を作りたいですね。
そして骨格が美しいこと。僕は縄文土器が大好きなんだけど、縄文時代は精霊が生きてたと言われているでしょう。
自然そのものが表れている、そんな「姿」「形」を見たいんだと思うし、自分の作品においてもそこに迫りたいですね。

矢沢さんにとって「自然」とは?

漆っていうと難しく構えられることが多いでしょう?
けれども僕にしてみれば漆も遊び道具の一つというか、ただの塗料じゃん(笑)
怒られちゃうかもしれないけれど、ピカピカであることにとらわれて、漆の持っている本来の可能性を狭めたくないんだよね。
僕は古いものが大好きでね。古くなった漆って本当に美しい。
時間の経過が美しく積み重なっている。
修理だらけでも使ってもらえるものでありたい、そう思っています。

作品をどんな方たちに、どんな風に受け取ってもらいたいでしょうか

心地よいと感じてもらえること、かな。
受け取る人もおんなじ波長で受け取ってもらえたら嬉しい。
自然と想いが伝わったりね。
より自由に作って、それがそのまま受け入れられて、心地よさが伝わることが一番嬉しいですね。

矢沢先生、ありがとうございました。
インタビュアー:鈴木心彩