組紐ポーチ


組紐ポーチ
(龍工房)


“古代組紐を復元”

東京・日本橋を拠点にする東京くみひもの老舗、龍工房。
東京都伝統工芸士に認定されている当主福田隆氏と息子の福田隆太氏を中心とする組紐工房で、創業は昭和38 年(1963 年)ながら、それ以前から120 余年に渡って本物の組紐作りに取り組んできた日本最高峰の職人だ。

着物の帯締めや帯揚げに組紐は使われるが、組紐作りには丸台・角台・綾竹台・高台といった専用台が使われ、一般的に組紐職人は一人一種類の組み台の技法を習得するにとどまるが、当主の福田隆氏はそのすべての台を極め、あらゆる組に精通する。

さらに、数々の重要文化財の古代組紐の研究、復元作業に取り組み、組紐文化の継承に大きく貢献しているだけでなく、古代組紐を活かした商品開発にも取り組み、組紐文化の再興、普及に貢献している。

今回製作した組紐ポーチに使われている組紐も古代に主流だった幅広の組紐が使用されている。

聖徳太子とポーチの関係性!?

学校の教科書などで、この聖徳太子の絵を見たことがある方もいるのではないでしょうか。実は聖徳太子が腰に巻いている束帯は組紐でできているといわれている。現代では、着物の帯をとめる帯締めなどに活用されている組紐だが、その昔、聖徳太子の時代には帯として組紐が使われていた。

今回の組紐ポーチに使われている組紐もこの束帯をイメージして復元されたもので、幅が広い帯状の組紐になっている。まさか、この束帯がポーチになるとは・・・昔の人は想像もしていなかったことだろう。

EL COCO LOCOとのコラボレーション

今回は、EL COCO LOCOと龍工房がコラボレーションし、女性向けのポーチを製作した。浴衣や着物にも合うデザインになっていて、シルクのリボンは取り外しも可能。

EL COCO LOCOの「COCO」はココナッツの意味。EL COCO LOCOは、ヤシの木に実ったモノを様々なテーマや素材で収穫するようにデザイン提案しているブランド。組紐ポーチは、ココナッツにも見えるが、組紐の和の雰囲気から金魚も連想させるデザインとなっている。

※2019年5月15日~7月8日までポーラ ザ ビューティ銀座店(東京都中央区銀座1-7-7)で展示販売しております。
組紐と組み合わさった貴重なポーチを是非手に取ってご覧になってください。

金魚のようなかわいいデザイン


商品詳細


■素材:組紐/正絹100%、その他生地/ナイロン
■サイズ:W16cm×D8cm×H10cm
■重量:約45g

「作り手」
■東京くみひも 株式会社龍工房 福田隆福田隆太
龍工房の帯締めは皇族をはじめ、歌舞伎界や茶道界などから愛されている。
「帯締め」だけでなく、現代、そして未来に組紐を使い続けてもらうための商品づくりに日々チャレンジしている。

■EL COCO LOCO デザイナー小林陽子
毎シーズン、ヤシの木に実ったモノを様々なテーマや素材で収穫するようにデザイン提案しているブランド。
ヤシの実をイメージして創られたポーチは、 自分の気持ちを年齢や見た目に拘らず素直に日常に取り込んで
自己表現できるような提案をしています。

【ご注意】
※絹糸の染色加工の性質上、水や汗、摩擦による色移り、色落ちすることがございますのでご注意ください。
※水洗い、ドライクリーニングはお避けください。