「日常で使ってもらいたい」
職人の世界に入って既に50年以上が経つ。…
職人として長年ものづくりに向き合ってこられた、人間としての深さを感じられる方。
器に向かうときの真剣な眼差しを忘れてしまうほど、普段は温厚で柔和な表情。
骨格が美しく、自然そのものが表れている縄文土器が大好き。
木や漆の本来持っている性質、自然そのものを生かした器をつくることを探求している。
古いものが大好き。古くなった漆は本当に美しい。
そう話す矢沢さんの器を古くなるまで使い続けたい。
「漆器作家・矢沢光広」
http://arvr.jp/yazawa/
1946年 神奈川県生まれ
1972年 漆器作りを開始
鎌倉彫の枠にとらわれない作風が特徴。こだわりは日常で使ってもらえる器をつくること。
「漆器を育てる」という感性を大切にしている。
カメラマン:北井一大