ままごと漆器


ままごと漆器
(アルヴォリ×木下富雄)


“玩具”として使える「ままごと漆器」

漆器をもっと身近に、もっと多くの人に慣れ親しんでもらいたい。
その想いから生まれたのが「ままごと漆器」です。

漆は日本では古来よりコーティング剤として使われてきました。
漆が塗られた食器は丈夫で長持ちします。
だから、おもちゃとして思いっきり遊んでもらっても大丈夫。

漆器を使った遊びのなかで、食事の作法や所作も自然と身につくように、重さや形状にもこだわりました。

ままごと漆器が世代を越えて受け継がれ、漆器の文化、日本の食文化も受け継がれますように。
そんな願いを込めて「ままごと漆器」をお届けします。

世代を越えて親子をつなぐ

「ままごと漆器」に込めた想い:アルヴォリ萩島

「ままごと漆器」をつくったのは、娘が妻と楽しそうにおままごとで遊んでいる姿を見て、自分がつくるもので娘を喜ばせたいという想いがきっかけでした。

そして、おままごとという遊びを通じて、親子のコミュニケーションが取れて、親子のきずなが深まる、さらに、和食器を使うことで自然と作法や所作が身につく。そんなままごとセットが作れないか、職人である木下さんと検討を重ねて生み出したのがこの「ままごと漆器」です。

器もお皿も一点一点ろくろで削り出し、小さなお子さんでも遊びやすいようにできる限り軽量に、そして持ちやすい形状にすることを心がけました。また、安心して使って貰えるよう、漆を塗っては拭きとる作業を繰り返し、漆を何層にも重ねることで丈夫な漆器に仕上げました。漆の持つ質感や木のぬくもりは、子どもだけでなく、大人も心地良いと思って頂けると考えております。

「ままごと漆器」を通じて、親子のコミュニケーションがとれて、笑顔が増える。そして、大きくなったら世代を越えて自分の子どもにままごと漆器を受け継ぐ。そんな素敵な形で伝統や文化が自然と継承されていく。そういう役割をままごと漆器が果たせたら嬉しいです。

日本一身近な漆器を

「ままごと漆器」に込めた想い:山中漆器職人 木下富雄

日本の食文化は様々な国の文化と融合し変化してきました。それに伴って、小さいころから慣れ親しんできた漆器も、遠い存在になりつつあると感じます。

子どものころの記憶でこんな物で遊んだ。私のお茶碗にはこんな絵が描かれていた。そういう思い出が蘇る時があるのではないでしょうか。

子どもの時から和のスタイルを体験し、触れあいながら育つことによって、日本の作法や所作の意味を考えられる身近な食器をつくりたい。漆器をもっと身近に感じて欲しい。そういう想いを込めてままごと漆器をつくっています。


山中漆器職人 木下富雄

山中漆器の職人である木下富雄は、コンピューターソフトのエンジニアを経てから、漆器づくりを学び、独立した経歴を持つ。漆器づくりは分業が主流となるなか、木下は轆轤(ろくろ)による木地づくりから、漆塗りまで、一貫して漆器の製作を手掛けています。

石川県には「木地の山中」「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」と3つの漆器産地があります。ままごと漆器は、漆器の木地をつくる技術が長けた、山中漆器職人の木下の手で作られています。



和食の基本スタイル一汁三菜セット

食器は和食の基本スタイルである一汁三菜のセットとなっております。

三つの器は重ねると高さが揃うようにできており、見た目も美しいですが、おひつ形のケースにもすっぽり収まり、お片付けも学ぶこともできます。収納スペースも少なくてすむという点も喜ばれております。

おひつ形ケースの蓋はお盆にもなりますので、ご飯を乗せて届けるままごともできます。

収納ケースはこだわりの「白檀塗り」

 

 

収納するケースはおひつ形になっており、付属のしゃもじでご飯をよそるままごとができます。
実はこのおひつ、もともとは漆を保管するためにつくられた漆桶でできています。材質は紙なのですが、漆を保管するためのものなので、非常に丈夫で頑丈にできています。

そして、漆塗りも特殊加工である「白檀(びゃくだん)塗り」を施しております。
「白檀塗り」とは、漆塗りに金箔を取り入れた伝統技法であり、手間と時間のかかるこだわりの技術です。
職人が一点ずつ全て手作業で仕上げるため、ひとつずつ金箔の柄が異なります。一つとして同じ柄のない、こだわりの「一点物」を是非お手元でご体感ください。

見た目は重厚感がありますが蓋や食器など10点全て合わせても重さは約1キロとお子さんが持ち運びやすい重さにしております。

出産祝いのギフト用として

出産祝いのギフトとしてご購入頂く方がいらっしゃいますが、貰った方は最初はお食い初めに使用して頂いている方が多いようです。

子どもの成長を喜び、祝い、一生食べ物に困らないようにと願う、日本の伝統行事である「お食い初め」。
はじめて、ご飯を口にする一生に一度のお祝い事なので、ちょっと良い食器を用意してあげたいけど、お食い初めのためだけに高価な食器を買うのは・・・。と悩まれている方にとても喜ばれるようです。

お食い初めで使ったあとは、押し入れの奥にしまわずに、ままごと用の玩具として、日常で身近に使って頂くことができるので、ギフトを贈る方も永く使って貰えることができるから嬉しいと喜んでいただいてます。

出産祝いに是非「ままごと漆器」をご検討ください。


商品詳細


「ままごと漆器」
■表面塗装:漆(皿、器、お櫃)、ウレタン(箸、スプーン、しゃもじ)
■素地の種類:天然木(皿、器、箸、スプーン、しゃもじ)、紙(お櫃)
■サイズ
本体  :直径約18センチ、高さ 約17センチ
蓋   :直径約18センチ、高さ約2.5センチ
中蓋  :直径約18センチ、高さ約2.2センチ
お櫃  :直径約18センチ、高さ約14センチ
椀(大):直径約9センチ、高さ約7.7センチ
椀(中):直径約8センチ、高さ約5.5センチ
椀(小):直径約7センチ、高さ約4センチ
皿(大):直径約15センチ、高さ約2.2センチ
皿(中):直径約14センチ、高さ約2.2センチ
皿(小):直径約13センチ、高さ約2.7センチ
箸   :長さ約13.5センチ
スプーン:長さ約12センチ
しゃもじ:長さ約14センチ
■総重量:約1kg

※化粧箱に入れてお届けいたします。


「漆器の上手な使い方」
一、太陽光にさらしておくこと、湿度の高い状況下におくことは、避けてください。
二、新しい漆器のにおいが気になる場合は、風通しの良い所に数日間置いてください。
三、油や指紋がついた場合には、やわらかい布や紙で拭き取ってください。

「お使いいただく上でのご注意」
一、体質により、ごくまれに塗料でかぶれることがあります。
二、食器としてお使い頂く場合、使用後はできるだけ早く洗い、やわらかい布で拭いてください。
三、洗浄される場合、タワシ、みがき粉、食器洗い乾燥機のご使用はお避けください。
四、お櫃の材質は紙となっております。長時間、水につけることはお避けください。
五、電子レンジ、オーブン等での使用はしないでください。