漆ミラーシェルフ
(鎌倉彫×石巻工房)
“DIYと伝統工芸のコラボレーション”
世界初のDIYメーカーとして活動している石巻工房。
宮城県石巻市を拠点とする石巻工房は市民工房として誕生したDIYメーカーだ。
「とにかく丈夫で機能的な家具を仮設住宅の住民に使って欲しい」
震災直後のこの想いをきっかけに工房の活動は始まった。
工房長は元寿司職人
工房長の千葉は元寿司職人。震災の時に寿司屋兼自宅は流されてしまった。
もともとログビルダーを目指していた千葉は家具づくりの技術には長けていた。
ボランティアの高校生に工具の使い方を教えていたら、いつの間にか工房長と呼ばれるようになった。
シンプルで無骨な家具
石巻工房の商品の特徴は「DIYの技術で誰でも作れる家具であること」
震災直後で職人が不足しており、誰でも作れる構造を求めた結果だった。
そのシンプルで無骨な家具が今世界中の人々の注目を集めるまでになった。
工房に特殊な機械はない
制限のある環境だが国内外のデザイナーと組むことによって、新鮮で他に類を見ないDIY家具が誕生している。
代表を務める芦沢もデザイナーだ。
今回は芦沢がデザインするミラーシェルフに鎌倉彫の職人の手で漆塗りを施した。
伝統工芸の新しい可能性を、もっと身近な伝統のカタチを、DIY家具との共作で創り出したいというアルヴォリの想いを受け入れて頂いた。
漆塗りとDIY家具の相性は抜群
漆塗りはコーティング剤の役割も果たし、使えば使うほど艶が増すだけでなく、強度も年々高まっていく。
デザインとしての美しさだけでなく、丈夫で頑丈な石巻工房の家具の魅力を更に高める引き立て役として漆が活躍の場を得た。
希望すればミラーシェルフ以外の石巻工房の商品への漆塗りも可能。
漆塗りとDIY家具の新たな出会いを、あなた自身の手で生み出してみませんか。
ミラーシェルフについて
ベースの木材にスリットを入れ、そこにスッと円形の鏡をセットするだけのシンプルなデザイン。
木材には両面にそれぞれ20度、30度と角度の異なるスリットが入っており、鏡の角度を変えることができます。
鏡の脇には化粧品や鍵などを置く事ができるスペースがあります。
漆ミラーシェルフはリバーシブル仕様
色:勝色(KAMAKURABLUE)
鏡の角度:20度
漆塗り手法:拭き漆
色:黄色
鏡の角度:30度
漆塗り手法:拭き漆
商品詳細
「漆ミラーシェルフ」
■ベースサイズ 幅:400mm 奥行:138mm 高さ:26mm
■鏡サイズ 直径:160mm
■素材:天然木 カナディアンレッドシダー、漆、鏡
■原産国:日本
「作り手」
■株式会社石巻工房
石巻工房は「地域ものづくりの場」として2011年に誕生。
デザインの力でDIYの可能性を広げる「DIYメーカー」として、また地元の人々の自立運営する小さな産業として、地域を活性化する起爆剤になることを目指している。
■鎌倉彫 飯笹信和
父がロクロ師として鎌倉彫の木地を作っていた背中を見て、職人の世界に入った。
伝統を守るだけでなく、新しいことにチャレンジしなければ衰退してしまう。
この危機感を持ちながら、新しい鎌倉彫のカタチを生み出すことを追求している。
■デザイナー 芦沢啓治
正直なデザインを心がけ、建築からプロダクト、家具のデザインまで幅広く活動を展開する。
主な受賞にグッドデザイン賞(NOKI)、日本インテリアデザイナー協会賞(PARABOLA LIGHT)など