こんにちは、アルヴォリの萩島です。
小田原には木工業を営む企業が集まる木工団地があります。
先日、木工団地にある薗部産業さんを訪問させて頂きました。
薗部産業さんは主にロクロの技術を活かした、器やお皿などの食器類の製作を得意とされております。
代表商品として「めいぼく椀シリーズ」があります。
このお椀は「現代の生活では味噌汁よりもスープを飲む人が多いだろうから、スープボウルをつくろう」という薗部社長の発案でこの丸みを帯びたデザインのお椀が生まれました。
そのデザインが評価され、1996年にはグッドデザイン賞も受賞されています。
工房を見学させて頂きましたが、職人さんがひとつひとつロクロで絶妙な丸みを削りだす姿は圧巻でした。
百貨店等からの引き合いが多いものの、原料となる木材が入手しずらくなっており、例年に比べて在庫が少なくなってしまっていることが悩みとおっしゃってました。
今回は薗部社長のご好意で、普段は色を塗っていない「めいぼく椀」に漆塗りをさせて頂ける事になりました。貴重なお椀なので大切につかわせていただきます。どのような仕上がりになるのか楽しみです!!